医療法人衆済会増子記念病院は、1946年(昭和21年)、初代理事長増子六郎によって創設されました。創設に際して法人名を「衆済会」としましたが、これは医療を通じて多くの人々の苦しみを取り除くという意味であります。
また、創設者は、座右の銘を、「求むるは成功にあらずして正義なり」としました。医療の正義とは、病める人の生命と尊厳を守るために、自然科学としての医学を研究・実践するとともに、病める人のひととなりと、その社会的立場をも理解して診療にあたることと考えています。
こうした創立、座右の銘をもとに、診療の場にあっては、「患者とその家族、職員とその家族の幸せのために」を基本理念として掲げました。患者とその家族の幸せのための医療とは、適切で速い診断と治療・家族負担の軽減・本人と家族の満足を目標とし、職員とその家族の幸せのための医療とは、仕事をする喜び・安定した経営・職員の生活保障を目標としました。
「患者とその家族、職員とその家族の幸せのために」
これらを実践するために、以下の診療上の方針を徹底しようと努力しております